2000/04/28
森首相の疑惑追及チーム設置〜菅政調会長が会見で表明
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民主党の菅直人政調会長は4月28日の会見で、小渕前首相入院から森首相誕生に至るまでの24日の衆院予算委員会での追及に対し、野中自民党幹事長が「それが日本のためになるか」などと述べたことについて、「自分たちのやっていることを隠すための民主党批判だ」と強く反論した。
菅会長は、「他党の会合出席や公明党批判への自民党内の規制をはじめ、労相のメーデー参加取り止め、チェックオフ禁止の動きなどは、自分たちの言うことを聞かない“敵”は権力で押しつぶすという野中・公明党の恐怖政治の表れだ」と批判した。
また森首相が予算委で、「前首相が入院した2日夜に青木官房長官が臨時代理就任を固辞した」と官房長官の答弁と食い違う証言をし、翌日の参院予算委で撤回したことにふれ、「村上自民党参院会長も同じ趣旨のことを述べており、首相の『組閣時の官房長官留任要請のことだった』という言い訳は考えられない。ウソを言った可能性が高い」と指摘した。
さらに、森首相がゴルフクラブの会社役員を88年から首相就任後も兼務し、その間通産・建設両大臣も経験したほか、同社の株を地元の私大から取得するなどの疑わしい事実を列挙。「首相の疑惑が次々と出ており、リクルート事件当時の株売却益の処理も不明な点がある。民主党内に首相の疑惑追及チームを設ける」と述べた。
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