2002/04/27
第73回メーデーアピール
|
民主党代表 鳩山由紀夫
第73回メーデーに参加されている皆さん、全国の働く仲間の皆さん、メーデーを祝し、民主党を代表して私鳩山由紀夫から激励と共闘の挨拶を申し上げます。
今春季生活闘争にも明らかなとおり、わが国の経済には一向に改善の兆しが見られず、大型企業倒産・大量失業の続発など、まさに危機的な状況にあります。働く皆さんの生活そのものが脅かされている現状をいかにして打開するか、今ほど政治の役割が問われている時もありません。
しかし、この1年の間、小泉政権は「経済無策」そのものでした。「改革」のお題目を唱えるだけでは、日本の経済・社会は何一つ良い方向には向かいません。小泉総理自身が、まるで他人事のような姿勢をとり続ける一方、自公保三党は自らの既得権益を守るために日々奔走し、政官業の癒着の構造は強まりこそすれ弱まるところがありません。
民主党は、他の野党とともに、雇用の場の確保などセーフティネットの強化を含む予算の組み替えを求めましたが、自公保三党はこれに見向きもしませんでした。一方では、小手先の医療制度「改悪」を進めて、働く者に負担増のみを押しつけようとしています。
こうした国民の暮らしをないがしろにする政治をこれ以上続けさせるわけにはいきません。また今ほど国民の皆さんの政治不信、とりわけ、いわゆる「政治とカネ」について疑問が高まっている時もありません。
民主党は、働く皆さんとともに、小泉・自公保連立政権を打倒し、暮らしに責任をもつ新しい政権の実現のため、全力を尽くす決意です。
第73回メーデー、万歳。
|
|
|
|