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2005/09/07
【総選挙の軌跡】岡田代表「人にこそ投資を」と訴える 田中元外相とともに




 選挙戦最終盤の9月7日、岡田克也代表は、接戦が伝えられる首都圏の各選挙区を回り、各候補者の応援を行った。

 この日は国会で会派を共にする田中眞紀子前議員も応援に駆けつけ、各地で「冷たいカレーライスばかりでは飽きてしまう。おいしいスパゲティも食べてみて」「ちょっと硬そうに見えるけど、これくらい真面目な人に総理をやらせたほうがいい」などと、民主党への政権交代の必要性を巧みなユーモアを交えながら訴えた。

 浅草・雷門前の街頭演説には約2000人が詰めかけ、暑い日ざしと台風14号の影響による強い風が吹き付ける中、熱心に演説に聞き入った。

 岡田代表は、「民主党は人に対してもっと投資をする。日本人の力をもっともっと高めたい。最後は人だ。あの明治維新も、日本に優れた人材が育っていたからこそ、明治以降の厳しい時代を乗り越えることができた」という視点から、「年金」と「子育て」対策の必要性を訴えた。

 また、「今の自民党は、前回の選挙で改革なんて一言も言わなかった人が、みんな改革、改革と言っている」としながら、民主党は7年前の結党以来、一貫して改革を目指してきた政党であることを強調。「私たちは、この国を変えるために民主党を作った。このままでは日本はぶっ壊れる。だからこそ、しっかりと政策をつくり、人を育て、今日まできた」と述べ、「残されたのは、政権交代だけだ。私たちにやらせてほしい」と力を込めると、大きな拍手と声援が沸き起こった。
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