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2006/05/09
米軍再編問題など厳しく追及 渡部国対委員長、国対役員会で挨拶


民主党国会対策委員会の役員会が9日午前、国会内で開かれ、今後の国会情勢等について協議を行った。

 会議の冒頭、渡部恒三国対委員長が挨拶に立ち、委員長就任から「2ヶ月と5日経つ」ことをまず紹介。「この2ヶ月は私の長い政治生活の中でも、2年間くらい過ごした気がする」とその感慨を述べた。同時に、「小沢新体制ができてちょうど31日」であることにも触れ、まさに「党の存亡の危機であった」のが、先日の世論調査では「自民党と民主党の支持が上回るという報告も受けた」ことに言及し、「2ヶ月前のことを考えれば夢のようだ」などと語った。

 その上で渡部国対委員長は、「どんな厳しい状態でも諦めてはならない、どんなに有利な状態でも安心してはならない、これが政治というものだ」と出席議員に語りかけるとともに、「汗は自分で流すもの、手柄は人にあげましょう、これが国対役員の誇りでなければならない」と改めて呼びかけた。

 そして、民主党の党勢回復は、「まさに毎日毎日汗を流している皆さんのご努力の成果だ」として「心からの感謝を申し上げる」と述べた渡部国対委員長は、懸案山積の国会情勢について、「それぞれの分野で皆さんに苦労をお願いしなければならない」と述べた。また、3兆円もの資金負担が問題となっている米軍基地再編問題などについても、厳しく追及していくのが野党の使命だとして、厳しい態度で臨んでいく姿勢を改めて明らかにした。

 また、会議後には荒井聰国対委員長代理が記者会見を行い、国会情勢について、特に各委員会での審議状況等について報告を行った。
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