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2007/10/22
政治資金規正法改正案 提出準備整い各党に民主党案説明




 山岡賢次国会対策委員長は22日午後、国会内で記者会見し、政治資金規正法改正案について、「わが党での法案化の準備は終わっている。提出するばかり」と表明。「政治資金の問題はわが党だけの問題ではなく、与野党を問わず政治家全体の問題」だとも語った。

 山岡委員長は共産、社民、国民新各野党はじめ、与党に対しても民主党案を説明し、質問があれば25日ごろまでに寄せてほしいと提示したことを明らかにした。

 それに対して自民党側からは協議機関を立ち上げての検討を、との提案があったが、山岡委員長は内容説明に来たのであり、「そういうご相談をしに伺ったのではない」と返答。山岡委員長はまた、協議機関は形を整えるのは簡単であり、政治家が熱心に取り組んでいる素振りを国民にアピールする手段としては有効だが、自公間でさえも決着がついていない複雑な問題であるため、実態には協議機関は各党が意見を主張し合う場になって逆にまとまりにくくなり、政治不信を増長させるのではないかとの見解を示した。

 「いずれにしても我が党の案をご質問いただきたい、その後についてはその申し出についても検討はしてみると申し上げた」と語った山岡委員長は、「協議機関の検討をやります」との回答ではないことを重ねて明らかにした。

 民主党案の提出時期を記者団から問われたのに対しては国会の延長があるかどうかに左右されると前置きしたうえで、11月10日を会期末とした場合、来週中には法案を提出していく考えを示した。
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