『次の内閣』ネクスト年金担当副大臣の蓮舫議員が、25日午後、参議院厚生労働委員会で、「年金保険料流用禁止法案」の趣旨説明に立った。
蓮舫議員はこの中で、提案理由を国民の公的年金制度への信頼回復、持続可能な制度の再構築を図るためとし、速やかな審議と賛同を求めた。
蓮舫議員は、賦課方式の年金制度においては、給付を支えるためには、現役世代、将来世代が保険料を納付することが、制度の存立の大前提であるとして、年金制度の持続可能性への現役世代、将来世代の信頼が不可欠であると訴えた。
また、今日の事態を「宙に浮いた年金記録に代表されるずさんな記録管理の問題、また、社会保険庁職員や市町村職員による年金保険料等の横領」、「グリーンピアに代表される不要不急の施設や職員用のゴルフボール、マッサージ機などに使われ、総額6兆8000億円もの保険料が流用されてきたこと」により、年金制度への信頼が損なわれていると指摘した。
この事態を解決、信頼を回復するために、「保険料は給付以外に一切使わない」ことを、「国権の最高機関である国会が国民の皆様に約束することが求められている」と訴えた。
さらに、「良識の府、参議院の皆様には与野党を問わず賛同いただけるものと期待」すると表明した。
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