ニュース
ニュース
2007/10/29
守屋証人の再喚問を含め、引き続き追及していく 鳩山幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は29日午後、党本部で記者団に問われ、衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会で行われた、防衛専門商社「山田洋行」の元専務からゴルフ接待などを受けていた守屋前防衛事務次官に対する証人喚問について感想を語った。

 鳩山幹事長は、「真実を話していない。危ないところになると逃げていた」との感想を述べ、この問題について(1)政府ぐるみの隠蔽工作(2)政官業の癒着――の2点を指摘した。インド洋での海上自衛隊による給油量に関して給油量のとり違いはあくまでも事務的ミスであると強調、「当時のことは覚えていない」「わからない」を繰り返し、基本的な答弁を拒否した守屋証人の姿勢については、「防衛省が作ったシナリオそのままの発言に終始した大変けしからん話だ」と、国民を欺く態度に怒りをにじませた。また、「利益は受けたが便宜は図っていない」と、便宜関与を否定した答弁についても到底納得できるものではないと語った。
 
 鳩山幹事長は、今後の対応について、守屋証人への再喚問を含め、引き続き疑惑を追及していく方針を表明。また、「新テロ対策特別措置法案」への対応について問われると、私見としたうえで、「テロ特措法」に係る疑惑追及と並行するかたちで、「新テロ対策特別措置法案」の審議はするべきである、との考えを述べた。
記事を印刷する