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2007/10/31
連合政治担当者らと会議 国民が求める政策について意見交換




 民主党は31日午後、党本部にて連合構成組織政治担当者・地方連合会政治責任者会議を開催した。

 挨拶に立った鳩山由紀夫幹事長はまず、統一地方選挙及び参院選挙での連合の支援協力に対して謝意を表明、「厚く感謝する」と述べた。そのうえで、参院選の勝利は、「小泉・安倍政権によって厳しい状況を強いられた地方の人々が反旗を翻した結果である」と分析。「選挙活動を通じて悲痛な叫びを聞いたが、その思いが結集したのではないか。連合の皆さんと行動をともにする中で小沢一郎代表の『国民の生活が第一』の主張が理解を得た」との認識を示した。

 鳩山幹事長は、与野党逆転を果たした今国会において「これまでの野党と違う野党を、政権を担いうる野党の力を見せきっていく」と明言。「参院選で訴えたマニフェストの実現に向け全力を尽くす」との決意を語った。

 特にマニフェストで示した「3つの約束」年金・子育て・農業については、「法案化を実現し、成立できるできないに係らず最善を尽くす」との方針を明示。また、新テロ特措法案への対応に言及し、「戦争で平和を築くことはできない。銃剣によってテロ撲滅は不可能である」と表明。小沢代表の指導力のもと、民生支援活動を中心とした対応策をまとめる意向を明らかにした。

 労働3法案については「政府の考え方とつき合わせ、民主党の考えを軸にしながら環境をしつらえていきたい」と述べ、成立を最優先に取り組む姿勢を強調した。

 最後に「この国をもっと魅力的な国に。働いていることに対する尊厳をもっと活かされる世の中にしていきたい」と語り、連合に対しても、「様々な立場からの政策的な提言をよろしく」と要望した。

 そのほか山岡賢次国対委員長、赤松広隆選対委員長、直嶋正行政調会長が挨拶に立ち、参院選で国民に提示した政策の実現にむけ、法案化作業を進めている現状を報告するとともに、来る衆院選挙においても政策を掲げて戦っていく意向を明らかにした。
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