2007/11/01
大連立の可能性を即否定、政権交代への決意改めて表明 会見で代表
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小沢一郎代表は1日夕、栃木県宇都宮市内のホテルで記者会見を行い、次期衆院選挙における栃木県第1区の候補者として、石森久嗣氏の擁立が決定したことを報告。あわせて、「参議院選挙では栃木県民の皆さんから理解と支持をいただいた」と、2人区から1人区になった栃木県において民主党が圧倒的な勝利をおさめたことへの厚い感謝の意を述べた。
また、同日午後に市内の農家を訪れて農業者と懇談し、栃木病院では現役の医師である石森氏の案内のもと、院内を視察したことについて言及し、「短い時間ではあったが様々な意見を聞くことができた」として、有意義な1日に充実感あふれる表情を浮かべた。
記者団から衆院選挙の時期について問われた小沢代表は、「決めるのはあくまでも与党」と述べたうえで、「いつ行われてもいいように着実に準備を進める」と表明。政権交代への「最後の戦い」の認識を示し、全勢力を賭けるとの思いを語った。具体的には、「300議席のうち過半数の150議席の獲得を目標とする」と明言。全てを勝とうとするのではなく、勝てる候補者を擁立することの重要性を強調した。
「選挙の鉄則は?」との質問には「候補者一人ひとりが民衆の輪の中に入って政策を訴えることが何より大切」と、日々の活動の意義を唱えた。また、大連立の可能性については即否定。「国民の生活が第一」を訴える民主党として政権交代を実現させる決意を改めて表明した。
テロ対策特別措置法が期限切れを迎えたことに関しては、「もともと憲法上許されない行為」と指摘。民主党は「国際貢献、平和維持の基本法をつくる」と述べ、「自民党のように(海外への自衛隊派遣について)原理原則を設けないと国を滅ぼすことになる」と、先の戦争から何の教訓も学んでいない自民党の姿勢を批判した。
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