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2007/11/09
イラクからの撤退、肝炎救済、郵政株式凍結法案を優先に 簗瀬参院国対委員長が延長国会での方針を




 簗瀬進参院国会対策委員長は、9日午後定例の記者会見で、延長された国会での、優先させる議員立法について、イラク特別措置法廃止法案(イラクからの自衛隊撤退法案)、肝炎被害者救済のための法案、郵政株式売却凍結法案(郵政民営化見直し法案)の3本の審議を優先させる方針を明らかにした。

 特に、イラク特別措置法廃止法案は、衆議院から送られてくるだろう新テロ対策法案の審議の前提として、この法案の決着なしに、新テロ対策法案の審議には入らないことを明言した。また、防衛省の疑惑解明、証人喚問も必要だとして、守屋前防衛事務次官の喚問が15日に正式決定したことも明らかにした。さらに、逮捕された山田洋行の宮崎元専務に対する証人喚問も、引き続き追及、工夫していきたいとした。

 また、2つの法案(被災者生活再建支援法改正案、農業者戸別所得補償法案)が参議院本会議で可決したことについて、「こういう経験で我々が成長していることを実感する」として、政権担当能力を身に付けつつあるとの認識を示した。

 特に、被災者生活再建支援法改正案が、参議院本会議で可決、衆議院本会議でも可決・成立したことに関して、「この国会での成立第1号。これが参議院から衆議院に送られたことは、参議院で我々の力を象徴するもの」と高く評価した。
 
 さらに、小沢代表の続投について「目頭が熱くなった」として、これで代表の求心力は高まり、「本当の意味での民主党にふさわしいリーダーになった」との感想を語った。
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