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2002/02/15
【衆院予算委】河村議員、鈴木宗男氏と外務官僚の黒い癒着を追及
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15日、衆議院予算委員会で質問に立った民主党の河村たかし議員は、一昨日に続いて、1月24日の外務省官僚と鈴木宗男議員との料亭密会問題について事実関係を質した。
1月24日は、予算委員会の質疑においてアフガニスタン復興支援国際会議でのNGO排除問題が焦点となり、当時の田中外相が鈴木議員の関与を認めた日。河村議員は、この日の夜に問題となる2つの会合があったことを明らかにし、それぞれについて事実関係を追及した。
まず、東京・赤坂のステーキ店において開かれた、鈴木議員主催のアフガニスタン支援会議慰労会については、外務省から上村南東アジア第2課長(当時は総合政策局企画官)および総務課職員らが出席し、支払いは鈴木議員が行ったことが判明した。
河村議員は、「鈴木議員が当時の田中外相を“嘘つき”と言ったその当日に、呼び出されてノコノコ出ていったのか。結局、国会答弁の口裏合わせをやったのではないか」と追及。外務省側は否定したが、河村議員は「特定議員と官僚がこんなズブズブの関係になっていて、外務省改革などできるのか」と指弾した。川口外相は「信頼回復が必要な時期に、遺憾だ」と述べたものの、関係者の処分は考えていないとした。
また、この“慰労会”の後に赤坂の料亭で行われた会合は、自民党の松岡利勝衆院議員が主催(支払いも)し、同党の吉田六左エ門議員、シリア駐日臨時代理大使と関係者、外務省からは小町官房長、重家中東アフリカ局長が出席。ここに遅れて鈴木議員らが合流した。
外務省側は、会合の趣旨はシリア大使館の土地・建物をめぐる裁判問題の協議だったとしたが、そうした外交案件について外務省とは関係のない一議員が会合を主催し、外務高官が参加すること自体が不自然であり、会合そのものの性格について不透明さが残った。
また、2人の外務官僚は「鈴木議員とはまったく言葉を交わさなかった」と言い張ったが、河村議員は「信用できない」と一蹴。「特定議員との関係が問題になった日の夜に、一緒に酒を飲んでおごってもらう。こういう人間たちが引き続き職務に就いていて、省改革などできるのか」と再度川口外相に詰め寄った。外相は「すでに厳重に注意した」として2人の処分の必要を認めなかったが、河村議員はさらに「いつ、どこで両者に厳重注意をしたのか」と追及。外相は明確に答えられなかった。河村議員は「そんなことで外務官僚機構に切り込めるわけがない」と厳しく批判した。
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