山岡賢次国会対策委員長は15日夕、国会内で記者会見し、山田洋行元専務との宴席に額賀財務大臣と久間元防衛大臣が同席したという守屋前防衛事務次官の証言を受けて、今後、衆参で両名の証人喚問を含めて検討・追及する考えを示した。
山岡国対委員長は、額賀財務相について、10月30日財務省の記者会見、11月7日衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、それぞれ守屋証言と180度異なる発言・答弁を行っている(下記ダウンロード参照)と指摘。「(便宜供与という)税金のムダづかいに関与した疑いを持たれている人が、(財務大臣として)予算を組んで良いのかという問題がある」などとして、大臣の見解を国会で問う優先度は高いと述べた。数回会った覚えがあるとすでに述べている久間元防衛大臣についても「何が語られたか調査究明の必要がある」とした。
山岡国対委員長は、今後の国会対応について、輿石東参議院議員会長と打ち合わせしたと報告。参院では外交防衛、決算、財政金融委員会など、追及の場を柔軟に検討して参考人招致・証人喚問を求めていくこと、衆院ではテロ防止・イラク支援特別委員会で証人喚問を要求する方向で進めることを確認したと述べた。
参院へ送付された新テロ対策特措法案の対応については、情報操作と隠蔽工作疑惑、不正転用疑惑、金銭疑惑(JFK)、という3点に及ぶ疑惑シンジゲートを明らかにしなければ、審議にいたる段階にはならないと主張した。
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