2007/11/16
「政官業の癒着の典型例」額賀財務大臣追及の見解示す 幹事長
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鳩山由紀夫幹事長は16日午後の定例記者会見で、福田首相の訪米について、日本の政治状況が厳しい中、日米首脳会談でブッシュ大統領に過大な期待は与えない方が良いと指摘した。
冒頭、同日(日本時間17日未明)に開かれる日米首脳会談に言及。「日本の政治状況をできる限り正確に伝えるほうが良い。安易な約束をすると、政治状況が大変厳しい中、混乱する可能性がある。過大な期待は与えないほうが良い」と述べた。
例として、北朝鮮テロ支援国家指定解除問題を挙げ、拉致問題の解決と密接に関わりがあり、解除を厳しく制止すべきとの見解を示した。米国産牛肉の輸入再開問題については「輸入条件の著しい緩和を求められるのではないか。何としても食い止めてもらわければならない」として、日本の食卓、国民の生命の安全を守る重要性を指摘した。
鳩山幹事長は続いて、前日の参議院外交防衛委員会の証人喚問で、防衛商社元専務の宴席に、2名の防衛庁長官経験者が同席したという前防衛事務次官の証言を取り上げた。
福田首相が「会合に出ることは政治家としてよくあること」として、これ以上の追及は不要との見方を示したことについて、鳩山幹事長は「このような感覚が腐敗の温床を作っている。まさに政官業の癒着の典型例だ。このようなことが良くある自民党だからこそ、癒着の政治をもたらしたのであり、ムダづかい天国を作り出しているのだ」などと見解を述べた。
在日米軍グアム移転経費の疑惑や逮捕された元専務の話も列挙した上、今後額賀財務大臣(元防衛大臣)を参院財政金融委員会や参院決算委員会で追及し、国民の皆さんに問題をしっかりと明らかにする考えを示した。
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