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2007/11/20
418名の患者リスト、真相究明と告知を強く求める 肝炎対策本部


 20日午後、民主党B型・C型肝炎総合対策推進本部は、第19回会合を国会内で開き、田辺三菱製薬「418症例報告調査チーム」第2回報告について、厚生労働省からヒアリングした。

 冒頭に家西悟参議院議員が挨拶し、同日午前中に厚労省で発表が行われて情報を得て、わかる範囲での説明を求めて急遽の会合開催となったと報告した。

 厚労省は、フィブリノゲン製剤でC型肝炎に感染した418名のリストの発見を受けて、田辺三菱製薬に医療機関の特定を指示、患者の特定と受診勧奨を依頼している。

 今回の中間報告では、医療機関の調査によって、本人がほぼ特定できた患者が242名となり、うち73名には本人への通知と受診勧奨が行なわれたことが述べられている。また、ほぼ特定できた人のうち38名はすでに亡くなっており、8名のご遺族に対しては医療機関から連絡が行われたと報告された。

 出席議員は、亡くなった38人の死亡原因や症状、時期の調査を実施すべきと強く主張、ご遺族への告知方法についても詳しい説明を求めた。製薬会社から医療機関への働きかけを強化させるなどの厚労省の方針に対しては、他人事でなく本腰を入れて患者本位で取り組むように指摘。国民の健康を保持する責任から離れず、今までの薬害問題の教訓をくみ取るべきとの意見を次々に述べた。
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