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2007/11/21
給油新法審議は疑惑解明の後 簗瀬参院国対委員長が会見で




 簗瀬進参議院国会対策委員長は、21日午後の定例記者会見で、給油新法案(新テロ対策特別措置法案)の審議は、あくまで防衛省はじめ額賀財務大臣・久間元防衛大臣の疑惑解明が先で、「その後になる」と見解を改めて示した。

 また、いたずらに審議入りを遅らせているのではなく、参議院外交防衛委員会でのイラクからの自衛隊撤退法案(イラク特別措置法廃止法案)の審議を、定例日審議を飛ばすなど与党が遅らせてきたことが、結果として、給油新法案の審議入りを遅らせていると与党の対応を「理解不能」と批判した。

 そのうえで、22日にイラクからの自衛隊撤退法案の趣旨説明、27日に質疑、採決を行うことで合意したことを明らかにした。

 さらに、防衛省を巡る疑惑について、「接待、調達、口利きの3つがある。数少ないメーカー、数少ない商社、防衛省の考え方、天下り、癒着は、海を越えた問題であり、非常に奥深い、根深いものがある」として、額賀財務相、久間元防衛相の証人喚問、太田元防衛庁仙台施設局長らの参考人招致が必要とした。
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