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2002/02/19
【衆院本会議】中川議員、小泉内閣の経済失政の責任を問う


 衆議院本会議が19日開かれ、租税特別措置法案と公債発行特例法案の趣旨説明に対して、民主党から中川正春議員が代表質問に立った。

 中川議員は「マーケットは金融機関の不良債権を120兆と読んでいる。金融庁は32兆だとしてきたが、今回行っている特別検査はその間違いを認めたものか。マーケットは、深刻な実態をおし隠し“大丈夫”と繰り返してきた柳沢大臣の無策の責任を問うている」と金融担当相の退陣を求めた。柳沢金融担当相は「今回の調査はタイムラグを解消するもの。公平かつ透明な市場を構築していくことが任務」と答え、退陣を拒否した。

 さらに、中川議員は「内需拡大型経済になっているのか。国民は本当の豊かさを実感しているのか。15年前と比較してどうなのか。現在はルールなしの弱肉強食で、精神まで萎縮させている。今こそ国のあるべき姿を論じるベき」と質した。竹中経済財政相は「7年前と比較して、『生活に満足』が11%減って61.5%、『不満』が12%増の36.3%となった。閉塞感が広がっていることを認めざるを得ない」とし、力強い展望については何も語れなかった。
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