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2007/11/30
政官業の癒着と防衛利権、国民のために暴くことを検察に期待 鳩山幹事長




 鳩山由紀夫幹事長は30日昼、党本部の定例記者会見で、防衛省の調達疑惑について、「現場で自衛隊員が国民の皆さんのために頑張っているにもかかわらず、防衛省自体がスキャンダルまみれであることは嘆かわしい。防衛省は一体何をやっているか」と述べた。

 鳩山幹事長は冒頭、同日に秋篠宮様が42歳のお誕生日を迎えられたことに言及、「国民のひとりとして心からお祝いを申し上げたい」と述べた。悠仁殿下のお健やかなご成長が伝えられることについても、何よりのことだと祝意を表した。

 防衛調達をめぐる問題については、「陸海空の自衛隊すべてで疑惑が一斉に報道されている。『堰を切ったように』という表現がまさに当てはまる」と指摘。本来、国益のために仕事をすべき政府が、結果として国益に反する疑惑について必死になってふたをしようとしているとの見解を示し、「実にけしからん、またこっけいな光景だ」と評した。

 東京地検特捜部が防衛省の強制捜査を行ったことについては「単に宮崎、守屋両容疑者の贈収賄だけではなく、検察の健全な機能を発揮して、政官業の癒着と防衛利権について、ひとつひとつ国民のために暴ききってほしいと期待する」とコメント、衆参両院でも疑惑追及を行う考えを示した。

 鳩山幹事長は「現場で自衛隊員が国民の皆さんのために頑張っているにもかかわらず、防衛省自体がスキャンダルまみれになってしまっていることは実に嘆かわしい。国民の生命、安全、財産を守るべき防衛省が一体何をやっているかと、怒りを込めて申し上げなければならない」と述べた。
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