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2007/12/05
愛媛4区から高橋英行さんの擁立を決定 小沢代表、会見で発表
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小沢一郎代表は5日、愛媛県八幡浜市内で会見し、次期衆議院総選挙で愛媛4区から、民主党公認候補として高橋英行さんの擁立を決定したと発表した。
小沢代表は、「参議院選挙の時も申し上げたが、この愛媛は四国の中で重要な地域。しかし、現在民主党の議席はない。ここ愛媛で民主党から衆議院議員を出すことは、政権交代を果たすこととほぼイコールの意味がある」と表明。党として全力でサポートし、「最大の努力をして、議席を得たいと思っている」とも述べ、議席獲得への強い意欲を示した。
また、参院選前から始めた全国行脚で各地を訪れた印象として、「強いものが勝てばいいという論理の(自民党)政治が行われた結果、地域格差が拡大している現状を目の当たりにする。政治と言えば自民党、と思っていた人が、その自民党に切り捨てられている」と分析。そのうえで、「不公平、不公正な政治ではいけない」と指摘し、「このままでは国が滅びかねない。変えなければいけない」という有権者が抱える思いの先頭に高橋さんが立ち、頑張って欲しいと要請した。
さらに民主党が掲げる「国民の生活が第一」の政策をベースに、愛媛に見合った形での政治を実現したいとも表明した。
高橋さんは、自らの祖父・高橋英吉氏は、9期を務めた自民党の国会議員であり、現在八幡浜市長の職にある父・高橋英吾氏も、いわゆる保守系の政治家であると紹介。「政治と言えばすなわち自民党で、自民党に任せておけば、ふるさと愛媛は大丈夫と信じ続けていた」と語った。
そのうえで、「自民党の議員として長年、生活者のために働いた祖父でさえ、まさか日本の政治が今のようになってしまうとは思っていたかどうか」と訴え、度重なる負担増で国民に痛みを強いる政治は、個々の政治家レベルではなく、政権与党を1つの政党が長く続けてきたことの、体質的・構造的な問題の露呈であると指摘。「今ここで、このタイミングで政権を交代しないと、国の未来が、国を担っていく子どもの未来が、ますます危ういことになる。このままの自民党政治のままでは、日本は駄目になるんじゃないか」との思いで、出馬に至ったことを明らかにした。
また、参院選において民主党推薦の友近聡朗参議院議員が当選を果たしたことは、保守王国愛媛においても「政治は変わる、変えられる」ということを実感する機会となったとも述べ、大学卒業後、ふるさと愛媛の企業を選び、そこに勤め、いちサラリーマン、いち生活者として過ごした時間こそが、これから私が進む道の中で、大事な原点となるとも表明。生活者の視点で政治を変えて行く強い決意を語った。
なお、会見に先立ち小沢代表は、高橋さんとともに高橋家の墓に参り、地域の、そして国民の暮らし向上に力を尽くしてきた先輩政治家である高橋さんの祖父の墓前に花を手向け、心からの敬意を表した。
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