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2000/02/01
「国会を今すぐ解散させよう」東京・渋谷で代表、幹事長らが訴え
 民主党の鳩山代表と羽田幹事長らは1日、東京・渋谷駅前のハチ公広場で街頭演説をし、道ゆく人びとに一刻も早い解散・総選挙の実現を訴えた。「解散・総選挙の実施を求める運動本部」の運動の一環。

 演説会では、最初に岩國哲人衆院議員が自自公の横暴を批判し、続いて川橋幸子参院議員が衆院定数削減法案を参院でも審議抜きで強行採決しようとしている横暴を訴え、伊藤英成衆院議員が「大政翼賛会と化した国会を今すぐ解散させよう」と呼びかけた。

 さらに羽田幹事長が「小渕首相は直ちに国民の信を問うべきだ」、鳩山代表も「自自公がいいのか、新しい政権を樹立するのがいいのか。国民に問う運動をすすめていく」と宣言した。


◎鳩山代表の演説骨子

 与党議員は、自分たちだけが政治家であるかのように国会のなかを闊歩している。「野党はしっぽだ」と言って、意見を聞こうとしない。野党の意見を聞かなくていいなら、国会などいらなくなってしまう。

 自自公は、2日の参院本会議で衆院定数削減法案を委員会審議まで飛ばして強行採決しようとしている。こんなひどい話はない。

 野党をしっぽだと思っているような政権に21世紀を託すことはできない。国民の政治を取り戻すために、自自公がいいのか、それとも新しい政権を樹立するのがいいのか、国民に問う運動をすすめていく。


◎羽田幹事長の演説骨子

 国会は完全に死んでいる。国民の声を国政・国会に反映せねばならない国会議員として、国会に参加していないことはとても残念で申し訳なく思う。

 しかし、私たちが議論に参加できないのは、自自公の大きな数の力でルールが壊されたからだ。この異常事態は自由党の連立離脱騒ぎが引き起こした。そもそも現在の自自公連立政権は、自民党を前の選挙で批判していた人たちで組んだもので、国民の1票と反対の行動をしている。直ちに解散をして、国民に信を問うべきだ。
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