ニュース
ニュース
2002/02/22
外務省官房長、局長の更迭について談話を発表
 22日、川口外相が小町官房長、重家中東アフリカ局長の更迭、ならびに佐藤国際情報主任分析官の異動を決定したことを受けて、民主党ネクストキャビネットの伊藤英成外務・安全保障大臣が談話を発表した。

 談話は、今回の処分について、一連の混乱の現場責任者に対するものとしては「遅きに失した」と指摘。同時に、改めて浮上したアフリカ等をめぐるODA利権、北方領土における入札疑惑、不透明な人事介入などの問題についてはまだまったく解明がなされていない中で、「今回の更迭・異動をもって、幕引きとすることは絶対に許されない」とし、事実究明と外務省刷新のためにさらに厳しい追及を続けることを表明している。

-------------------------------------------------

2002年2月22日


外務省官房長、中東アフリカ局長等の更迭決定をうけて(談話)

民 主 党 ネクスト・キャビネット
NC外務・安全保障大臣  伊 藤 英 成


川口外相は、アフガニスタン復興支援会合におけるNGO参加拒否問題により国会審議を混乱させたことなどを理由として、小町官房長、重家中東アフリカ局長を更迭、並びに、鈴木宗男衆議院議員との特別関係が取りざたされている佐藤国際情報主任分析官の異動決定を発表した。

一連の外務省の混乱を招き、田中前外相更迭、野上前事務次官辞任に至った現場の責任者の処分にしては、遅きに失した決定である。しかしながら、今回の更迭・異動をもって、幕引きとすることは絶対に許されない。引き続き、外務省の不祥事に関する真相解明を徹底的に行うべきである。

NGO排除問題等によって、改めて浮上したアフリカ等をめぐるODA利権、北方領土における入札疑惑、不透明な人事介入、報償費等のあり方、国会審議を前にした事前の答弁調整を伺わせる不審な行動等については、依然として事実関係、責任や原因の解明がまったく明らかにされていない。

民主党は、組織防衛のため隠蔽体質に浸りきった外務省を刷新するために、関係者の証人喚問や現地調査等の実現も含め、外務省問題を厳しく追及していく。


以 上
記事を印刷する