2008/01/01
政権交代で「安定生活・安心社会」を実現 小沢代表が新年会で指針明示
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小沢一郎代表は1日午後、東京都世田谷区の私邸で開いた恒例の新年会で挨拶、今年行われる衆議院総選挙を「参議院選挙勝利を受けた最終決戦」と位置づけたうえ、「総選挙決戦」で民主党政権をつくり、「国民が安心して安定した生活ができる社会をつくる。そのために政治・行政の仕組みを根本から変える」ことを最終目標とすることを明らかにした。
小沢代表は今年の政治課題について「さまざまな格差が拡大し、国民の不安や不満が強まっているなかで、国民が本当に安心して生活できる公平・公正な社会を早くつくらなければならない。そのために、結束して全力で取り組むべきだ」と呼びかけた。また、「政治とは生活である」との理念と、「国民の生活が第一」との基本方針を踏まえて、政権交代であらゆる仕組みを根本的に組み替えることで、国民の「安定生活・安心社会」を実現する方針を示した。
それに関連して、自民、公明両党が最近相次いで、民主党の「国民の生活が第一」の政策が国民から幅広い支持を得ていることを真似て、生活重視のスローガンを掲げていることに対し、「自公政治の基本は何も変わっていない。自公政治そのものを根本から変えなければならない」と述べ、自公政権を倒さなければ生活者重視の政治はできないことを強調。薬害肝炎の一律救済にしても、民主党の同僚議員が力を合わせて薬害被害者を支援した結果、政府も受け入れざるを得なくなったことを指摘した。
小沢代表はさらに、焦点の衆議院総選挙について「今年中には間違いなく行われる。昨年の参議院選挙では野党が過半数を得ることができたが、今度は衆議院で過半数をとらなければならない。総選挙こそは最終の決戦だ」と強調。最後に、総選挙の意義について代表は「私たち民主党にとってだけでなく、日本にとって、国民にとっても最後の選択の機会だと思う。今年の総選挙で政権を変えない限り、日本は暗澹たるものになる」と述べ、「元日から総選挙必勝のために全力で頑張ることを誓い合おう」と訴えた。
小沢代表の新年会には藤井裕久最高顧問、菅直人代表代行、円より子副代表をはじめ、党所属国会議員60人、衆議院公認内定者、報道関係者など、約180人が出席した。
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