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2008/01/04
福田内閣・自民党の「邪道」を厳しく批判 小沢代表が会見で




 小沢一郎代表は4日午後の年頭記者会見で、福田首相が先月29日に通常国会召集直前の内閣改造を表明しながら、4日午前の年頭記者会見で一転して内閣改造見送りを明らかにしたことについて、「通常国会で予算の審議が始まるわけだから、予算を編成した大臣が国会審議にあたるのが憲政の常識だと思う」と述べ、「憲政の常道」を外れた福田首相の迷走ぶりを批判した。

 また、3月末に期限の切れるガソリン税などの暫定税率を継続・維持するために、政府・与党が通常国会冒頭に関連法案を提出し、平成20年度予算案より先に審議する方針であることに対し、小沢代表は「予算案を審議し、予算案本体が成立する以前に、予算案の一部である税率部分だけを取り出して、先に法案を審議し、1月中に上げようというのは、憲政の常道から言って、全くの邪道だ。その邪道を認めるかどうかは、国民の皆さんのご判断だと思う」と述べ、国民の生活を守るために、ガソリン、軽油の値下げを阻む暫定税率維持法案に国民が徹底的に反対して、民主党を支援して下さるよう訴えた。

 さらに、福田首相が4日の会見で「(民主党と)大連立をするかしないかは、政策課題を実行できる体制を組めるかどうかの一点にかかっている」と述べたことに対し、小沢代表は「国民生活を守るためには、もはや政権を代える以外に方法はない。党内のみんなの意向もそうなので、今後も(自民党との連立を)考えるつもりはない」と表明、連立協議の呼びかけに応じない考えを示した。
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