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2008/01/11
57年ぶりの暴挙と与党の再議決を非難 鳩山幹事長が会見で


 鳩山由紀夫幹事長は、11日午後の記者会見で、当日午後の衆議院本会議で与党が新テロ対策特別措置法案(給油新法)を3分の2の多数をもって再議決したことを、「57年ぶりの暴挙。直近の民意は参議院にある。福田首相、自民党、公明党に対して強い憤りを申し上げる」と非難した。

 その上で、「世界の流れは大きく変わってきている。戦争は間違いだったとの声が地球上を埋め尽くすようになっているにもかかわらず、対米追従外交をとった」と政府・与党を批判した。

 また、通常国会に臨む方針を問われ、「年金、防衛省疑惑、格差問題がなくなったわけではなく、新たに原油高の問題が加わった。『政治とは生活である』との政治の実現の年にしたい」として、通常国会を政治転換に結び付ける方針を明らかにした。

 さらに、問責決議について、「必要なときに使うべきと考えていた。暮らしに直結する課題。官僚主導で財政再建に政府が(暮らしを無視して)走る時、問責決議などで国民に信を問えと訴えることができる」として、生活関連の課題で提出する考えを示した。
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