2008/01/18
「クリンチ戦法また始まった」幹事長、施政方針演説を受けて記者団に
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鳩山由紀夫幹事長は18日夕、福田首相の施政方針演説について、国会内で記者団の質問に答えた。
鳩山幹事長は冒頭、施政方針演説で首相が野党との協力関係の強化に触れたことについて「いわゆるクリンチ戦法がまた始まった、という思いがある」と評した。
「自立と共生」「国民の立場に立って」という言葉の多用については「本物の自立と共生の精神で、中身も変えていただきたかった」と述べ、予算の枠組みを抜本的に変えず、政策の見直しもしない福田首相の政治姿勢に言及。
障害者自立支援法を例に挙げて、就任前は完全に見直すという見解を示しながら、首相になったとたんに、そういった発言はゆるめられ、消えていっていると指摘した。
「社会保障国民会議」の設置については、国会にしっかりとした議論の場が存在すると述べ、年金制度が100年安心ではない点について、誤りを反省すべきとの見解を示した。この例や暫定税率の廃止といった、民主党と明らかに異なる考え方について、これから大いに国会で議論する意向を示した。
さらに「年金記録などのずさんな文書管理は言語道断」との首相発言については「本当は反省しなければならない話」として、「役所が時に国民の害になる」と言うならば、トップとして謝罪すべきところ、他人事のような言い方だと振り返った。
21日の代表質問に臨む姿勢については、首相がビジョンを示さないならば、我々がビジョンを示すという立場で、自分の意見を訴える考えを示した。
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