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2008/01/21
ビジョンなき福田内閣に、道路特定財源の一般財源化と暫定税率廃止求める




 民主党は21日昼、国会内で衆議院本会議を前に代議士会を開催し、福田首相の施政方針演説に対する代表質問を行う鳩山由紀夫幹事長、古川元久衆議院議員がそれぞれ意気込みを語った。

 川端達夫議院運営委員会筆頭理事の挨拶の後、山岡賢次国会対策委員長が本格的な論戦が始まる今国会について、「今までとは違い、日本の方向性を変えていく国会」と位置づけ、その一つの例である道路特定財源の一般財源化を目指すための象徴的な言葉として、「『生活第一。ガソリン国会』である」と述べた。

 同時に山岡委員長は、「特別会計や暫定税率は自民党の悪の温床であり、膨大なムダを生んでいる。自民党そのものであった道路行政やハコモノ政治から、我々は国の財源を幅広く再配分していく」と政府・自民党を批判するとともに、国会にメスを入れ、税金のムダ遣いを一掃する決意を示した

 続いて代表質問に立つ鳩山幹事長は、「中身のない福田首相の施政方針演説に質問をしても仕様がないので、民主党が小沢政権になった時に、こういう政権政策であるということを国民の皆さんに知っていただく、そんな場にしていきたい」と国民が主役の政治、政策を堂々と訴えていくと力強く語った。

 最後に、鳩山幹事長に続いて代表質問に立つ古川元久衆議院議員が挨拶で、「福田首相の演説ではこの国がどういう方向に進むのかわからない。民主党は常に未来の日本の社会の姿を見つめ、その視点から今を考え、何をすべきか、その象徴的な一つが道路特定財源の一般財源化であり、暫定税率の廃止であるということをしっかり訴えていく」と気勢を上げ、本会議に臨んだ。
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