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2008/01/28
結論ありきの与党側の暴挙は国会軽視も甚だしい 与野党幹事長会談で鳩山幹事長




 鳩山由紀夫幹事長をはじめ与野党6党の幹事長・書記長は28日国会内で会談を開き、与党が3月末で期限が切れる揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案の扱いについて年度内の成立を求め、それが担保されない場合には期限を2カ月延長する法案(つなぎ法案)を提出するとして、協議が行なわれた。

 同日午前、夕にも断続的に与野党の国対委員長会談が開かれ、民主党をはじめとする野党は補正予算審議中にも拘らず、つなぎ法案を提出する構えを見せた与党側の暴挙に対して反発。断固反対し、徹底抗戦することを確認した。

 会談後、鳩山幹事長は記者団の前で、「宣戦布告みたいな話だ。今ようやく平成19年補正予算審議が始まったばかりで、平成20年予算関連の法案を年度内に先にあげてくれと言われても確約することは出来る話ではない」と、結論ありきで強引な要求を迫る与党に対して厳しく批判した。

 また鳩山幹事長は、「参議院が国民の皆さんの意思を尊重できるような国会になったと考えれば、衆議院のみならず参議院でもしっかりと議論を行い、国民の意思を反映していく。国民の皆さんが喜ぶようなものにしたい」と「国民の生活が第一」の政治理念を実現する考えを示すと同時に、予算の審議も始まらないうちにつなぎ法案だけ通して欲しいという与党側の要求に対して、「出口ありきのやり方には応じられない。議論をする前に決められるわけがない。論外だ」と、与党側からの申し入れを断ったことを明らかにした。

 さらに、公明党の北側幹事長から、「道路特別財源の在り方について議論の場を与野党で作らないか」との提案があったことについて、「委員会で議論すべき問題である」と国会軽視の姿勢を批判した。

 最後に鳩山幹事長は、「我々はたくさんの法案を一括りにして通そうとせず、一つずつ個別に国会の場でしっかりと議論をすべきだと考えている」との見解を示すとともに、つなぎ法案が提出された場合については、「国会無視も甚だしい」と指弾。民主党は国民の側に立って頑張ろうとの意思を確認したとして、審議に応じない姿勢を表明した。
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