ニュース
ニュース
2002/02/27
【衆院外務委】北方四島支援事業めぐる癒着の実態を追及
 外務省と鈴木宗男議員との癒着問題をめぐり、衆議院外務委員会でも27日、川口外相に対する質疑が行われた。民主党・無所属クラブからは、ネクストキャビネット外務・安全保障大臣である伊藤英成議員、中川正春議員、首藤信彦議員が計2時間にわたって質問を行った。

 3議員は、「ムネオハウス」発注にあたり鈴木議員の要望を受け入れた外務省側担当者の責任、北方四島支援事業の実施主体である「支援委員会」の事務局職員採用における鈴木議員の関与、コンゴ駐日臨時大使へのIDカード発給拒否問題などについて具体的な事実を指摘して疑惑を追及した。

「現在、園部逸夫参与(監察・査察担当)のもとで調査中であり、これに予断を与えることは適切でないためお答えできない」「調査結果を待ちたい」などの答弁を繰り返す川口外相に対して、質問者からは「そういう答弁の姿勢では国民の信頼は得られない」などと批判が相次いだ。
記事を印刷する