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2008/02/14
参議院での予算審議は国民の生活第一の観点で議論を尽くす 輿石参院会長




 輿石東参議院議員会長は、14日午後記者会見を行い、参議院における予算委員会での審議のあり方や沖縄米軍兵による女子中学生の暴行事件などについて記者団に語った。

 冒頭、衆議院の予算委員会の審議状況について、公聴会の日程が見え出したことから、「ぼちぼち衆議院では予算審議の出口の議論が取り沙汰されてくる。月が替われば参議院に予算審議が移ってくる。参議院において予算委員会での議論をどういった形で国民の皆さんに民主党としてメッセージを発信できるか、言論の府としての力が問われる」と述べ、国民の生活が向上するため、与党の問題を追及し、しっかりと議論を尽くす考えで臨む考えを明らかにした。

 また12人の被告全員の無罪が確定した平成15年の鹿児島県議選の公職選挙法違反事件について、鳩山邦夫法相が「冤罪と呼ぶべきではない」と発言したことに対しての感想を記者から問われた輿石参議院会長は、「最近、大臣に限らず政治家の言葉が軽い。いろんな立場にあるわけだから責任ある発言をしなければならない」と厳しく評した。さらに鳩山法相の責任追及についての質問に対しては、「しかしながら年金や暫定税率の議論を我々は真っ先にやらなければいけない」と、国民の生活を立て直すことを最優先と考え、その重要性を説いた。

 さらに沖縄での在日米海兵隊の女子中学生暴行事件ならびに日米地位協定の見直し論についての質問に対して輿石参議院会長は、「人間としてあるまじき行為。日米地位協定と係る問題にも発展することでもあると考えるのでしっかりと対応すべきである」と、日米地位協定を見直す議論を進めるべきであるとの認識を示した。
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