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2008/02/15
民主・自民国対委員長会談で同意人事の所信聴取に関する野党4党案を提案




 山岡賢次国対委員長は15日昼、日銀総裁人事に関する同意人事の所信聴取のあり方を巡って、国会内で野党国対委員長会談に臨むとともに、引き続いて自民党国対委員長との会談に出席した。

 会談後、記者団の前で会見を行なった山岡委員長は、はじめに、これまでの同意人事における協議の経緯として、民主党は平成16年に同意人事に関する考え方を取りまとめた「3党合意」を基本とした考えのもと、与党との人事案件に関する協議を行なってきたことを報告した。

 その上で、選定に当たっては、やみ雲に決める前に選考基準としてのシステムをしっかりと整理した方が良いとの考えの下、自公側からの提案に対して野党4党としての考えをまとめ、与野党国対委員長会談に臨んだことを明らかにした。

 与野党国対委員長会談で山岡国対委員長は与党側に対し、同意人事特別案件に係る所信聴取についての野党4党提案として、(1)所信聴取の場は、衆参それぞれ議院運営委員会とする(2)所信聴取の時期は、内閣による内示後、一定期間を経て両院本会議における同意承認議案提出前とする(3)所信聴取対象者は、人事院総裁、会計検査院検査官(検査委員長は検査官の互選による)、公正取引委員会委員長、日本銀行総裁及び副総裁とする(4)議事録については、両院本会議における同意承認議案決議まで公開しないこととする――の4点を提案し、18日からの週の頭に与党側から出される回答を待つこととなった。
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