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2000/02/02
代表、幹事長が解散・総選挙を求める署名を呼びかけ
 民主党の鳩山代表と羽田幹事長は2日、東京・新宿駅で解散・総選挙を求める街頭 演説をした。平行して署名集めもおこなわれた。幹事長は、羽田雄一郎参院議員や秘 書会、スタッフとビラを配り、鳩山代表は道行く人と握手しながら署名を呼びかけた。 上田清司・海江田万里衆院議員、小宮山洋子広報委員長、竹村泰子男女共同参 画局長、千葉景子NC男女共同参画・人権・総務大臣が参加した。

 地元・東京1区(新宿・千代田・港区)から総選挙に挑む海江田衆院議員は、「本 当は国会に出ていって議論したい。だが、議論する前提がなくなっている」と訴え、 定数削減に反対ではない民主党の立場を表明。そのうえで自由党と自民党との当初の 50削減合意が、公明党と連立を組む際に20削減へと何の理念もなく変転したこと をあげ、「なぜ20ならよくて50ではいけないのか。50削減に反対しているのは公明党 だ。これを党利党略と言わずしていったい何を党利党略と言うのか」と訴え、政権維 持を至上命題とする自自公の暴挙を厳しく批判した。


◎羽田孜幹事長の演説骨子

 テレビや新聞などで、国会の状況や野党の国会欠席の報道にふれ、多くのみなさん が「意見があるなら国会に参加すべきだ」と思っておられると思う。 そもそも国会 は反対意見や国民の声を反映する民主主義の場で、1日も早く出席し、予算や医療、 介護、年金などについてのみなさんの不安や疑問を反映し、議論したい。

 しかし、野党が駄々をこねているのではない。いまは民主主義のルールが完全に失 われている。その混乱を招いた責任はすべて与党にある。定数削減に反対・賛成とい う問題ではなく、きちんと話し合う場がほしい。そうでなければ、大事な憲法や安 保、介護の問題などを論じることができない。国会の仕事は、国民の生活を今日より 明日に良くしていくことだ。そのために、きちんと話し合いができる場所がほしい。

 自自公はもともと国民の支持を受けていない政権だ。内閣は、「役所が抱えている やっかいな法律をすべて出せ」と言っている。みなさん、この国がいま、危険な道に ひたすら突っ走っていることに気づいてほしい。政治を変えるために立ち上がってほ しい。
 
◎鳩山由紀夫代表の演説骨子

 国会が不正常なために、出席できない。私たちは、止むに止まれぬ思いでこの処置 をとっている。

 自民党の村上参院議員会長は代表質問で、祖父・鳩山一郎の演説を引き合いに出 し、「鳩山さん、恥ずかしくないのか」と問われた。言論の府である国会が、そうな っていないことが恥ずかしい。しかし、国会を封鎖したのは、自自公という巨大な妖 怪だ。民主主義や議会がしっかりしていれば、私たちは喜んで参加する。 野中元官 房長官は、われわれのことを「不登校児より悪い」と言った。不登校児を悪いと決め つけているからそんな発言がでる。学校や大人ではなく、子どもに責任があると決め つけている。そんな小渕政権に教育改革を委ねることができるのか。 今日「吉野川 第十堰住民投票の会」の姫野代表や会員の方と話をした。この住民投票について自民 党小渕派の綿貫会長は「住民投票などクソ食らえ」と言ったが、住民投票はまさに天 の声。住民の声を無視して公共事業を行う永田町の論理こそ噴飯ものだ。

 自然環境と人間がともに暮らせる美しい日本をつくろうではありませんか。2000年 をもっと活力ある日本にするため、国民の側に立った政権を求め、解散を求めようで はありませんか。
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