2008/02/20
【衆院財金委】担税力、合理化の観点からの道路特定財源の一般化を主張 平岡議員
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平岡秀夫議員は、20日午前衆議院財務金融委員会で質問に立ち、焦点となっている道路特定財源について、担税力の観点から言えば、タバコ税と同じであり、政府が自動車ユーザーとの受益と負担の原則から特定財源にこだわるのはおかしいと指摘した。
また、特定財源では合理化のインセンティブが働かないとして、一般財源化を求めた。
平岡議員は、日本が大きい政府と認識されているのは、無駄遣いの多さと、国債発行残高、国の借金が多いからだとして、「行政裁量、利益政治に支えられた不透明な決定が原因」と分析。道路特定財源は聖域を設けることになるとして一般財源化を求めた。福田首相は、「毎年度ごとの計画が必要。いろいろな情勢がある。将来を展望して、国土全体を考えて道路を造る」と答弁。これに対して、「その説明では一般財源化しても同じ」と平岡議員は追及した。
また、税はその担税力に注目して課税することもあるとして、タバコ税は負担と受益が一致していないことを挙げ、同じように一般財源化するべきと主張した。
さらに、税の根本問題として、所得税と所得再配分機能が低下しているとのではないかとも指摘した。これに対しては、額賀財務相が「累進性を緩和した。中立性の観点から検討していかなければならない」と所得再配分機能低下したことを認めた。
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