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2002/02/28
【衆院内閣委】石毛議員、内閣府に人権課の設置を要求


 28日、衆議院内閣委員会で民主党の石毛えい子議員が質問に立ち、福田官房長官に、内閣府による人権教育推進、選択的夫婦別姓の実現、配偶者暴力防止法施行、障害者プラン推進の積極的取り組みを迫り、竹中経済財政担当相に対しては経済再生におけるNPOの重要性を認めさせた。

 人権教育については、現在、法務省・文部科学省所管でとりまとめ中の「人権教育・啓発に関する基本計画」が、この2省庁の所掌事務内に矮小化されがちで、職場の人権教育など抜け落ちている部分が多いと指摘。本来ならば、内閣府「人権教育のための国連10年推進本部」がこのような欠陥を補いつつ、イニシアチブをとって作業を進めるべきではないのか、と長官および内閣審議官を追及した。

 さらに、「人権の普遍性、行政の総合性からして内閣府に人権課を設置し、各省庁に人権の部署をおき、人権は法務、教育は文部科学という構造から脱却すべき」と強く主張。福田長官は「大事な課題なので検討していきたい」と応えた。

 選択的夫婦別姓については、「今国会でぜひ実現を」と要望するとともに「政府が行おうとしている各地でのタウンミーティングで課題として取り上げ」ながら議論を高めることを提案。福田長官、同席の竹中大臣もこれには大きくうなずいた。
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