2008/02/22
日中関係の信頼関係強化を確認 小沢代表らが中国唐家セン国務委員と会談
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来日中の中国の唐家セン国務委員が22日午後、党本部を表敬訪問し、小沢一郎代表、鳩山由紀夫幹事長らと会談。日中両国の発展に向けて、信頼関係を強化することで意見が一致した。
小沢代表は冒頭、唐氏、崔天凱駐日大使をはじめとする一行に対して、「ご多忙の中むさくるしい党本部にお出でいただき、大変恐縮であると同時に心から歓迎を申し上げる」と挨拶、「民主党は日中関係の友好を念じている」として、「両国の信頼の絆をより一層強めるため頑張っていく」との思いを語った。
会談の中で唐氏は、改革開放30周年に際し、「この30年で中国は大きな変化を遂げた」と、その発展の成果を強調、「今後とも全方位の改革開放を行っていきたい」と、方針を示した。また、「中国の民衆はこの発展をよく理解し、最も大きな発言権をもっている」との認識を明示。一方、「世界各国は(中国に対して)大きな関心を寄せていると同時に様々な疑問が生じていることを理解している」との見解を述べた。そのうえで、(1)平和発展の方針を維持していく、すなわち中国の発展はいかなる国の脅威にはならない(2)政治、経済、社会、文化の改革を同時に推進していく(3)中国の発展に対して自信を持っており、いかなる障害、挑戦に対しても冷静に対応していく(4)核問題を含め、国際的問題、地域の問題に対して責任を持って生産的な役割を果たしていく――の4点を表明。
これに対して小沢代表は、「共産党政権が時代の変化に対応し、改革の成果を挙げられることを心から期待する」と述べ、「両国の発展のため、手助けできるところは精一杯尽くしたい」と惜しみない協力姿勢を明言。交流を強化し、密接な意思疎通をしながら両国の関係をより一層の深めていくことで意見を一致させた。唐氏はまた、小沢代表の「むさくるしい」に対して「(党本部は)明るいところ」と日本語で応じ、笑いを誘った。
会談にはこのほか、北澤俊美副代表、山岡賢次国会対策委員長、岩國哲人国際局長、細野豪志ネクスト農林水産副大臣が同席。終始和やかなムードの中行われ、両国のさらなる友好関係の構築を確認した。
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