2008/02/28
【衆院予算委】予算の出し直しを要求 馬淵議員
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馬淵澄夫議員は、28日午後衆議院予算委員会で質問に立ち、道路整備中期計画に関する政府の統一見解に納得せず、予算の出し直しを求めた。これは、岡田克也副代表が同日質問に立ち、政府見解を求め、馬淵議員の質問中に政府見解が出されたことに対するもの。
今まで、冬柴国土交通大臣は、中期計画では費用対便益が1.2を超えないと道路は建設しないと答弁していた。しかし、政府見解は、「1.0を超える場合に限り整備する」と大臣答弁を否定する内容。
このため審議は度々中断、与野党の理事が従来の冬柴答弁と政府見解の整合性について協議した。
馬淵議員は、21日の武正公一議員の質問に対して費用対便益が「1.2を切れば、この期間10年間はやりません」と冬柴大臣が答弁していることを読み上げ、これでは審議できないとして、予算を出し直すよう求めた。
冬柴大臣は、「興奮して誤解を与えるような発言をしていたら訂正して、謝罪したい」と一旦は神妙に答えたものの、また、「『1.0でやります』と言ってます」と強弁、国会での審議・答弁を否定し、開き直った。
さらには、冬柴大臣は、政府見解に対して、個人の考えを述べると前置きし、「費用対便益で便益が上回る場合」と今度は数字をなくして、答弁した。
馬淵議員は、「ころころ答弁が変わり、これでは審議できない」として、予算採決前に、もう一度の集中審議と政府見解の出し直しを予算委員長に求めた。予算委員長は、理事会で協議すると答えた。
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