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2008/03/05
国民に応えていく責任果たす 参院総会で輿石会長




 民主党・新緑風会・国民新・日本は5日午前、国会内で参議院議員総会を開催。衆議院での野党欠席のままの強行採決に続き、参議院においても自民、公明両党が委員長職権により予算委員会を強行にセット、国会は空転という異常な事態の中、全員一致団結していく方針を確認した。

 冒頭、挨拶に立った輿石東参議院議員会長(代表代行)は、先月29日の衆議院本会議で野党欠席のまま予算案を強行採決したことについて、昭和51年の三木政権と平成2年の竹下政権に続く戦後3回目の暴挙であると非難、現段階では抗議の意味も含めて「正常な審議をする状態ではない」との認識を明示。そのうえで、民主党・新緑風会・国民新・日本では、年金、イージス艦衝突事故、道路特定財源等の問題を中心に「国民に応えていく責任がある」として、今後については、審議時間の確保などを考慮し、参院与党としての責任を果たすべく対応していく考えを述べた。

 輿石会長はまた、今国会の方針として、(1)揮発油税廃止を含む道路特定財源の一般財源化を目指すこと(2)解散・総選挙に向けて参議院独自の選挙対策本部を正式に設置すること――の2点を確認した。

 平田健二幹事長は、選挙対策本部立上げについて、戦う態勢を早急につくる必要性を強調、「全員野球で政権をとる覚悟の取り組みを」と求めた。簗瀬進国会対策委員長は当面の国会方針を報告、一致結束していく意思を確認した。
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