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2008/03/05
前原副代表、オーストラリア国会議員団と懇談




 前原誠司副代表は5日昼、来日中のオーストラリアの超党派国会議員一行と懇談した。民主党からは増子輝彦『次の内閣』ネクスト経済産業大臣、内藤正光国際副局長が同席。日本の少子高齢化をはじめ、経済、農業、環境などの分野における取り組みについて活発に意見交換が行われた。

 冒頭、本年度中の選挙の見通しに関する質問に民主党議員は、「選挙があることを望む」と答えた。増子ネクスト経産大臣は「政権交代可能な二大政党を作りたい」と述べ、今の日本の政治は、国民生活軽視の自民党による官僚政治であることを強調し、地方分権の推進、国民のための脱・官僚政治が基本的な理念であると述べた。

 前原副代表は、自民党政権は未だ公共事業が中心である一方、教育、社会保障制度が削られていることを問題視した。そして、中央集権的な現在の国の形を、地方にできることは地方に任せていく地方分権に移行していく重要性を指摘した。急速な少子高齢化が進んでいることへの危機感についても言及した。

 増子経産ネクスト大臣は、農村での人口減少問題や、地球温暖化の影響などを説明。また、内藤国際副局長は、我が国の年金制度の現状を説明し、今後も国民の立場に立った政策を打ち出していく決意を示し、なごやかな雰囲気の中、懇談を終えた。
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