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2008/03/06
民主・社民間の選挙協力第一弾を両党幹事長会談で協議




 鳩山由紀夫幹事長は6日、国会内で社民党の重野幹事長と会談し、次期衆議院選挙において社民党候補者3名を民主党が推薦することを決定した。なお会談には、赤松広隆選挙対策委員長、渕上社民党選対委員長が同席した。

 会談後には揃って会見を行い、鳩山幹事長は民主・社民両党間の選挙協力の第1弾として、民主党が次期衆議院総選挙において3名の社民党新人候補者に対する推薦を決定したことを報告。両党は「選挙は近い」との認識で一致、道路特定財源の一般財源化、揮発油税等の暫定税率廃止などを求めて闘っていく中で「解散・総選挙に追い込む姿勢を堅持していきたい」と力強く表明した。

 鳩山幹事長はまた、現職の候補者に対する推薦については、後日小沢一郎代表が直々に発表できる態勢をつくっていく予定であると説明した。赤松選挙対策委員長は、両党の選挙協力については引続き協議を進めて行く方針を明示。「できるだけ多くの選挙区で協力していく」として、2005年の総選挙における7県7選挙区を超える数になるのではないかとの見解を述べた。

 社民党側は、民主党候補者への推薦について、他党の候補者は推薦しないのが社民党の原則であると前置きしたうえで、しかし、次期衆院総選挙においては与野党逆転を最大の目標に両党の選挙協力態勢を強化、推薦に関する最終的な判断は各都道府県の判断に任せる考えを明らかにした。
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