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2008/03/07
決められた手続きに則り最終的な結論を出す 同意人事案件提示を受け幹事長




 鳩山由紀夫幹事長は7日午後の定例記者会見で、同日午後、日銀総裁を含めた同意人事案が政府から提示されたことについて「決められた手続きに則って、最終的な結論を出したい」と述べた。

 次期日銀総裁・副総裁の候補者については、3月11日の衆参両院における所信聴取後、党内手続きを経て、早ければ同日中にも態度が最終決定される見通しを示した。

 「政争の具に使おうとは全く考えていない」として、14日の本会議開催での決定を求める政府・与党に対し、もっと早く結論を出したほうが良いとの考えを表明、12日の本会議開催にも応じる用意があることを示した。

 鳩山幹事長はまた、財金分離の観点に関する記者の質問に答え、財政赤字を解消するため努力する方へ向くはずが、日銀が介入して毎月国債を1兆円も買うような事態が現実に起きており、結果的に金利が上がらず、財政垂れ流しがますますひどくなっているという認識を提示。財政と金融の関わりに新総裁の候補者がどう取り組んでいくのか、所信聴取をしながら結論を出すことが肝要だとした。

 国会対応については「今日は、開かれてもいない予算委員会の前に大臣が座ることを止めたようで賢明だった」とした上で、道路特定財源、イージス艦衝突事故、年金、後期高齢者医療制度など、議論のテーマには事欠かない状況にあることを指摘。「早く審議をいたすべく、与党側が努力していただきたい」と、早期の審議再開に向けて強行採決への謝罪を行うよう与党側に求める考えを示した。
 
 また、熊本県知事選への取り組みについて、記者からの質問に答え、「執行部、議員が推薦する候補の勝利に向けて全力を挙げる基本的立場のもとで応援体制を敷く」と表明。

 その上で、かつては堂々と「自民党推薦」を掲げていた自民党が昨今、あえて地方の選挙で党名を出さない傾向にあることに言及。「自民党自体の力が衰退してきている何よりの証左ではないか。私共としてはやはりきちんと『民主党としては、こういう人材が最もふさわしいと思う』と明かしながら、堂々と正面からたたかう王道を歩みたい」と述べた。
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