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2008/03/10
小沢代表が山口2区補選勝利の決起集会で支援求める




 小沢一郎代表は10日夜、山口2区補選公認候補発表会見の後、平岡秀夫衆議院議員のパーティー『平岡秀夫と明日を創る会』に出席し、総選挙の前哨戦である山口2区補選勝利に向けて、集まった約300人の前で挨拶に立ち、更なる支援を求めた。

 冒頭、平岡議員が挨拶に立ち、集まった方々に感謝の意を表し、「今決まっていることは4月に全国でたった一つの補欠選挙がここ岩国で行われる。今回の闘いは日本をどの方向に位置づけるのか、このことを問う大きな選挙になる」と今回の補選の重要性を説いた。

 また平岡議員は、「今の日本は地方と都市の格差、所得の格差、教育の格差など色々格差が生じている。我々はもう一度この格差問題を見つめ直さなければならない。『国民の生活が第一』の言葉通り、今の生活を見つめ、さまざまな格差を克服していくため、皆さんから信頼される政治家になれるよう努力していく」と熱い思いを訴えた。

 最後に平岡議員は、「今回の選挙は議員生活8年間の成果が問われる選挙になる。皆さんの力を頂いて、勝利を目指して頑張っていく」と力強く語り、更なる支援を求めた。

 次に小沢代表が挨拶に立ち、集まった支持者に対して、盛大に会が執り行われたことに対して感謝の意を表した。

 続いて小沢代表は小泉改革がもたらした弱者切り捨てのなんでもありの自民党政治によって、大きな格差問題が生まれ、今もなお続いていることを指摘。あわせて日本はかつて世界の中でも平等で公正な国であったにも拘らず、今では先進国の中でも格差の大きい国になったことに対して、「我々はこのようにした政治を放っておくわけにはいかない」と自民党長期政権を痛烈に批判した。

 また小沢代表は、「長い権力は必ず腐敗する」との格言を例に挙げ、「本当の改革は長い権力を変えることであり、このことが本来の民主主義の姿である。そのためには衆議院で過半数を取り、政権を変えなければならない」とし、議会制民主主義と政権交代の意義を訴えた。

 その上で小沢代表は、次の総選挙を「最終決戦」と位置づけ日本の将来を占う意味で最後の選択の場であると熱弁をふるった。

 最後に小沢代表は、総選挙の前哨戦となる山口2区補欠選挙に勝利し、『国民の生活が第一』の政治を実現するためにも平岡議員への更なる支援と激励を求めて挨拶を締めくくった。
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