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2008/03/11
同意人事について「一定の結論を出したい」と表明 平田幹事長 




 平田健二参議院幹事長は11日午後、国会内にて記者会見を行い、日銀総裁人事および空転が続く国会情勢について見解を述べた。

 平田幹事長ははじめに、現在参議院議院運営委員会において日銀正副総裁の候補から所信を聴取していると説明、党内での手続きを経て同日中に一定の結論を出したいとの考えを示した。そのうえで、野党各党は12日の本会議開催、結論を出すべきとの方針で一致していることを明らかにした。一方、与党側が12日の本会議開催を反対していることについて「反対する理由がわからない」と批判、「政治的な意図があるのは明らかである」と不快感を表した。

 次に空転が続く国会情勢に言及、先月29日の本会議をはじめとする数々の委員会における与党の強行採決により、衆参両院議長あっせん案で示された「一定の結論を得るものとする」の前提である「徹底的な審議を尽くす」が反古にされたことを改めて指摘。このような状況をつくりだした責任は与党側にあるにもかかわらず、「審議再開に向けて今日まで与党側から説明、謝罪が一切ない」として、「信頼回復に向けて何のアプローチもないことは遺憾である」と批判した。
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