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2008/03/13
参院予算委で道路、年金、イージス艦事故の問題を明らかにしていく 輿石会長




 輿石東参議院議員会長は、13日午後記者会見を行い、参議院予算委員会が同日から審議入りしたことや日銀総裁人事の今後の取り組み、予算関連法案に対する考え方などについて記者団に語った。

 冒頭、輿石参議院会長は、同日から参議院予算委員会がスタートしたことに言及し、「日銀総裁人事と絡めて、今日始まったと勘違いされているが、道路、年金、イージス艦など、国民の皆さんに答えを出さなければいけない問題を、予算委員会でしっかり議論しなければいけない時期になった」として、自ら審議入りに立ち上がったとの認識を示した。

 続いて日銀総裁人事について輿石参議院会長は、参議院本会議を12日に開催し、武藤総裁候補が採決の結果不同意となったことに言及。「参議院での態度を早く示せば、政府も次の対応を早く起こすことができる」とした上で、今後の対応については「政府・与党に任命権があるので、福田内閣が早く次の案を決めればいい」と語った。

 また輿石参議院会長は、総裁ポストの空白期間が仮に生まれた場合について、「全ての国会議員が空白を作りたいと思っていない。どっちが悪い、などという政治をやっていると、世界からも国民からも愛想を尽かされることになる」と一蹴した。

 予算関連法案における与党側との修正協議についての質問に対しては、あくまでも私見とした上で、「暫定税率を維持し、10年間で59兆円という道路の作り方自体、反対である」と述べると同時に、「暫定税率を廃止し、道路特定財源を一般財源化する方向であれば、修正協議に応じられるであろう」と、あくまでも足して2で割るような修正ではなく、抜本的な見直しをすべきとの持論を展開した。

 なお、あわせて輿石参議院会長は、「我々から修正協議に応じるために与党への呼びかけは一切しない」との考えも明らかにした。
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