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2008/03/15
「政権交代こそが本当の改革のスタート」熊本で小沢代表が決意表明




 小沢一郎代表は15日午後、熊本県益城町で街宣を開催。小沢代表が登場すると、会場はたちまちざわめきと歓声の渦に、集まった約1000名の聴衆は、我こそはと握手を求めた。小沢代表も、熱い声援に笑顔で応え、硬く握手し、「国民の生活が第一」の政治の実現のため、民主党の政治への理解と支援を訴えた。

 小沢代表は、晴れ渡った青空の下、大自然を背景にマイクを握ると、まず農業問題に言及、米から多様な穀物生産中心の政策に変換することで、現在約40%の自給率を90%以上に達成することが可能であると持論を展開。そのためには、「生産農家のみならず地方が安定、安心して生活ができる地域にならなければいけない」と述べ、本当の地方の自立、地方分権の実施の必要性を強調した。

 本当に農家、地域のための政治を実現させるためには、霞ヶ関の役人が補助金の決定をする現在の制度を改めるべきであると明言。参議院選挙での与野党逆転より年金問題をはじめ、政府のずさんな実態が明るみにでたとの認識を示した。「長い権力は必ず腐敗する」との格言を引用し、この腐敗の原因は、半世紀以上も自民党政権が続いた弊害であるとの見解を示した。

 「政官業の癒着、権力構造の腐敗を直すためには権力を代える以外はない」と述べ、政権を代えることによって初めて今までのしがらみ、ゆがみを切り捨てることができると主張。「政権の交代こそが本当の意味での改革のスタートである」として、「政治は生活である」、「国民の生活が第一である」の民主党政治を実現する決意を表明、「国民本位の政治を実現のためには国の政治のみならず地方の政治を変えることが必要である」と、支持と理解を訴えた。
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