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2008/03/18
年金記録問題に関して 自民党の事前検閲に抗議の意志を表明
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民主党厚生労働部門・総務部門は18日午後、年金記録確認第三者委員会委員への社会保険庁職員による圧力問題に関し、総務省の対応について、国会内にて記者会見を行った。
原口一博『次の内閣』ネクスト総務大臣は、年金記録問題に関する民主党の資料要求において、総務省の職員が「修正があるかも知れず、与党へ提出する前に民主党に出すことはできない」との趣旨の発言をしたことを報告。このような事前検閲が行われていたことを問題視、「民主党が求めている国会での資料開示、政治活動の情報漏えいであり、情報泥棒である」と激しく指弾した。資料開示の拒否、自民党の検閲を受けたもののみしか提示されないとすると、「総務部門の責任者として見逃せない」として、総務省から聴取する考えを明かした。
原口議員はまた、火曜日に求めた資料について、たとえ事前に提出できる状態であったとしても、月曜日の夕方、自民党の年金問題に関する委員会を経なければ提出できない状況を説明、「言論、政治活動、国会活動への挑戦であると受け止め、これを追及、真実が明らかになるよう国民に問うていきたい」と語った。
続いて内山晃議員が、年金記録確認群馬地方第三者委員会において、年金記録確認の手続きについて群馬社会保険事務局の担当者が、保険料を滞納している場合、滞納をいかに圧縮するか、遡って資格を喪失、徴収月額を減額させるなどの違法な事務処理が全国で行われている事例に言及、それに対して保険課長が口封じを要請、お上に逆らわぬよう圧力をかけた疑いがあったとの経緯を説明した。
長妻昭『次の内閣』ネクスト年金担当大臣は、この問題について社会保険庁、総務省との調査結果が180度違うことを指摘、統一見解を出すよう求めているとして、問題究明に向けて追及姿勢を明らかにした。
次に、かねてから提出を求めていた2000年以降の消えた年金記録の原因解明の資料として、書類紛失、伝達漏れ、入力ミスを認めた書類が、長妻NC年金担当相の提出される前に自民党の委員会に示されたていたと報告。これまで担当者は「年金保険課長と運営部企画課長の決裁がおりないため資料を渡せない」と説明していたにもかかわらず、実態は自民党の検閲待ちであったことに強い怒りを表明した。
長妻NC年金担当相は「かつては、渋々であっても提出される場合は、直接民主党に資料が来ていた」と述べ、情報開示という意味において、「与党の関所のようなものが設けられた」と不快感を示した。「今まで以上に年金記録問題に関して情報が表に出にくくなっていると深い疑念を持っている」と語り、抗議の意志を示す考えを明らかにした。
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