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2000/02/14
「衆院定数法案の採決急いだ理由、引き続き追究する」羽田幹事長定例会見
 羽田幹事長は14日、国会内で記者会見をおこない、小渕首相が「予算審議が混乱 したら解散もありうる」との趣旨の発言をしたことについて、「すでに自民党が選挙 に走り出したのは間違いない。予算委員会が始まったばかりなのに、首相がこういう 発言をするのは明らかに解散を意識しだしたということだ」と指摘し、総選挙時期に ついて「4月の中・下旬あたりが投票日に設定されているのではないか」との見通し を示した。

 さらに羽田幹事長は午前中の予算委員会で菅政調会長が、衆院定数削減法案の採決 を急ぐよう衆参両院議長に官邸から圧力を加えたのではないかと追及したことに対 し、小渕首相と青木官房長官が否定したことをとりあげ、「私が直接さまざまな人か ら聞いた内容と違う」と述べ、「なぜあれほど処理を急いだのか。いま考えても異常 であり、二度とあのようなことを再現させないためにも引き続き事実を検証する必要 がある」と執念を見せた。
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