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2006/05/09
この2ヶ月を糧に民主党政権実現を 渡部国対委員長、代議士会で


9日午後、衆議院本会議を前に、民主党・新緑風会の代議士会が国会内で開かれ、中川正春議院運営委員会筆頭理事らの報告の後、渡部恒三国会対策委員長らが挨拶に立った。

 この中で中川議運筆頭理事は、現在の国会情勢と今後の日程等について説明。「後半国会、がんばっていこう」などと、各議員の一層の奮闘を呼びかけた。荒井聰国対委員長代理も、教育基本法の議論のために、「何の正当な理由もなく」文教委員会よりも小規模の特別委員会を設置する動きを見せる自公両党の動きを厳しく批判した。また、この日の本会議で容器リサイクル法改正案について質問に立つ村井宗明議員も挨拶し、費用負担をめぐる問題点を分かりやすく解説して、出席議員の大きな拍手を浴びた。

 続いて渡部国対委員長も挨拶。自身が代議士会で国対委員長就任の挨拶をしてから2ヶ月余りが経つことなどに触れ、「2年ぐらいあったような気もする」と感慨を述べた。そして、自民党を上回る支持率を得た世論調査の結果も紹介しつつ、国民の皆さんが、二大政党政治の必要性から、民主党に「つぶれられては困る」という意識から、「育てなければならない」となり、「ついに、民主党に政権を獲らせなければならないというところにきた」と述べ、千葉7区補欠選挙も大きな影響があったなどとした。

 その上で渡部国対委員長は、今回の事態を受けて「しみじみ考えた」こととして、「どんな厳しい場面でも、何も諦める必要はない」こと、また逆に、「どんなに有利な条件の時でも、安心してはならないという二つのことを、この2ヶ月間で教えられた」と語りかけ、「これを糧にして、参議院選挙に勝ち、更に解散・総選挙で過半数をとって、民主党政権をつくろう」と力強く呼びかけて大きな拍手を浴びた。
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