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2008/04/08
日銀正・副総裁人事で、白川総裁同意、渡辺副総裁は不同意と決定 鳩山幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は8日夜、日銀正・副総裁人事をめぐり、党本部内で役員会を開催し、協議を行った後、記者団に対して、白川方明総裁候補を同意、渡辺博史副総裁候補を不同意とする結論に至ったと語った。

 鳩山幹事長は白川候補同意、渡辺候補不同意とした理由について、「民主党として天下り禁止ということに対して大きな錦の御旗を掲げている。どう考えてもまた財務省支配の日本ではないか」と述べ、総裁、副総裁を問わず、天下り人事はノーであるという考えを国民とともにしっかりと訴えていく考えを示した。

 また、民主党がかねてから主張している「財金分離」という言葉に対して、福田首相や町村官房長官は「財金連携」という言葉を盛んに発言していることに言及。鳩山幹事長は、「財金連携が原則だと言われれば、それは違うと言わざるを得ない」と述べ、渡辺副総裁候補に対する資質能力を評価する声もあるとしながらも、「財金連携」を否定し、「財金分離」の姿勢を貫くため、不同意としたもう一つの理由であることを説明した。

 最後に鳩山幹事長は、今後の日銀人事について、「我々は特に天下り人事を排していかなければならない、官僚国家から民主国家にしていかなければならない」と、天下り禁止という原則を貫いていく考えを示した。
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