2008/04/11
国民の望む方向性作り上げたい 道路一般財源化の与野党協議で 幹事長
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鳩山由紀夫幹事長は11日午後の定例記者会見で、党首討論への所感や道路特定財源の一般財源化に関する与野党協議などについて語った。
9日の党首討論について鳩山幹事長は、福田首相の「かわいそうなくらい苦労している」という発言を取り上げ、「この言葉をもって、どうも福田総理は国民の皆さんの心を理解していないのではないか、と感じた」と述べた。同時に、愚痴をいうことが党首討論でいかがなことか、とも苦言を呈した。
また、追及する小沢代表と答弁する福田首相という従来の流れを超えた「攻守ところを変えた」党首討論のやり取りについて、小沢代表の方がはるかに総理らしく、堂々と余裕を持って答えていたという認識を示した。
一番かわいそうなくらい苦しんでいるのは、動き始めた後期高齢者医療制度で大きな影響を受けている高齢者だとも指摘し、「国民の皆さん、苦しんでいる方々の心を理解する総理であってほしい」として、制度導入で苦しむお年寄りの方々へ首相が心を寄せるよう要望した。
道路財源の一般財源化について政府・与党が進める協議については、2009年度からの一般財源化という首相の方針と整合性が取れるような決定を求め、署名した一人ひとりの大臣の責任が質されるようなものでなくてはならないとした。
歳入関連法案をそのまま通して暫定税率を復活させるという話が出ていることについては「我々が合意できるはずもない」と一蹴。これまでの政府答弁との整合性を取って1万4000kmを必要な道路として作るのではなく、医療、福祉、教育などへ一般的に使える財源になるように、まずは国会対策委員会を窓口として議論を進めると語った。
「全会派が加わるような形での協議を積極的に行いながら、国民の皆さんが望んでいる方向性を作り上げたい」とも強調、条件がついている限り話し合い自体に応じない、という訳ではないことを明確に答えた。
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