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2008/04/12
官僚中心から地方主権へ。自民党政治打破へ民主党に力を 山口で鳩山幹事長




 鳩山由紀夫幹事長は12日夕、山口県岩国市内で街頭演説会や国政報告会を開催。足を止め熱心に聞き入る聴衆や、集会に参集した多くの支持者らを前に、15日に告示される衆議院山口県第2区補欠選挙が、国民の皆さんの明日を決める選挙であることを力説し、古い政治の構造を変えるために民主党を応援してほしいと力強く訴えた。

 この日の街頭演説会には、平岡秀夫衆議院議員、室井邦彦、藤谷光信、大河原雅子、米長晴信各参議院議員も参加した。

 はじめに平岡議員は、「今、日本の政治は岐路に来ている。その日本の政治をどのような方向に変えて行きたいかが問われている」と話し、選挙を通じて有権者一人一人が自分の意思を示すことの重要さを訴えた。

 また、本当に国民が望む分野に税金を使うことができるのは私たち民主党の新しい政治であるとし、「政権交代が無ければ、行き詰っている様々な仕組みは変えられない。政権交代への大きな流れを作れるよう、私たち民主党へ支援を寄せてほしい」と語った。

 続いて鳩山幹事長は演説の中で、「自民党が50年の間、政権を維持し続けた結果、多くの膿が溜まってしまった。皆さんの協力を仰いで膿を出す戦いに努力をさせていただいている」と、長すぎた自民党政権の弊害を指摘。「政治を国民の手に取り戻すその第一歩として暫定税率を廃止した。私たちはこれをきっかけに、長く続いてきた官僚中心の国家体制から、真の地域主権に大きく構造を変えていくために行動している」と述べ、是非民主党に大きな力を与えてほしいと、さらなる支援・支持を訴えた。

 また、ボードを用意して、ガソリン税の税率や後期高齢者医療制度の賛否を市民の皆さんに質問した結果、それぞれ「下げたまま」と「反対」の意見が圧倒的多数を占め、民主党の主張の妥当性が改めて浮き彫りになった。

 演説後鳩山幹事長は、平岡議員らとともに支持者らの輪の中に入り、握手の求めや激励を受けながら、民主党へ力を貸してほしい訴えて回った。
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