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2008/04/14
与野党国対委員長会談で、与野党協議に関して意見交換 山岡委員長




 山岡賢次国会対策委員長は14日午後、国会内で開かれた与野党国対委員長会談に出席、道路特定財源の一般財源化に向けた与野党協議について意見を交換した。

 山岡国対委員長は終了後に会見し、会談の経過などを報告。冒頭、与党側から、与野党の修正協議にどう臨むかの考えの提示があり、野党側からそれぞれ意見表明したと述べた。

 野党各党は、与党が示した、平成20年度歳入法案等を1日も早く成立させるという前提での協議入りは難しいという見解を提示。山岡国対委員長は、今ある暫定税率を是認する前提ではなく、白紙の状態から協議を始めるよう主張、持ち帰って検討の上、再度会談が開かれることになった。

 山岡国対委員長はまた、あくまで租税特別措置法改正案の修正を求めるかという記者の質問に「撤回を求めている」と明確に答え、すでに暫定税率はなくなっており廃止継続が妥当であること、来年からの一般財源化の実現が民主党の意見であるとした。

 「自民党のやり方はいつもおかしい。自分たちで結論を出しておいて、これをやるという修正協議をしてほしいと(言ってくる)。これでは協議にもならない」と指摘。協議を行って互いに案を出し、国民の皆さんにも周知して、国民の皆さんがどう考えるかを重視したいと語った。

 道路整備費財源特例法改正案についても、それぞれが意見を述べ合って理解を深めた上で、どこに民意があるかを知ることが有効だとして、暫定税率を10年間維持する内容では国民の皆さんの理解を得られず、整合性も取れないという見方を示した。
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