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2008/04/25
一致団結し、参議院本会議での対応を確認 議員総会で輿石参議院会長




 民主党・新緑風会・国民新・日本は25日午前、国会内で参議院議員総会を開催した。

 冒頭、輿石東参議院会長(代表代行)は挨拶に立ち、後期高齢者医療制度を象徴する言葉として、「消えた年金、それでも天引き」と訴えたことが国民の皆さんから非常に共感を持たれたことについて触れ、「年金支給額から保険料が天引きされる『4.15ショック』の問題に国民の皆さんが怒りを示した一コマだった」と所感を述べた。

 また終盤に差し掛かった衆院山口2区補選への取り組みに対して、「これまで議員の方々のみならず多くの関係者の大変な協力によって必ず良い結果が出る」と、感謝の意を述べるとともに結果について確信に満ちた口調で語った。

 次に輿石会長は同日開催される参議院本会議において、「思いやり予算」(在日米軍駐留経費負担)の採決が行われることに言及。参議院では野党の良識によって否決され、衆参両院で議決が異なる可能性が極めて高いことから、「我々は、一つひとつのことに一致団結して対応していきたい」との考えを表し、心を一つにして行動することを確認した。

 さらに、福田首相への問責決議案提出の取り扱いに対して、「問責という言葉が様々な場面で躍っている。首相に対する問責決議案提出は憲法69条の内閣不信任案に値する」と、非常に重いものであるとの認識を示した。そのうえで、同決議案を提出するタイミングについて、「皆さんの総意を得て、やる時はやるという覚悟で意見集約を行っていく」と強い決意を表明した。

 なお同会では、同日開催される参議院本会議における外交、内閣、厚労、国交各委員会の4法案の採決を行うことや税制改正法案をめぐる与党側の緊急動議に対して一丸となって対応していくことを報告、確認した。
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